舞台はカナダ大使館。経営トップも一堂に会する

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- ジャック・クライン
COO

- ボブ・ラッシュビー
CTO
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- ウシオ電機
菅田史郎社長

- 半澤衛支社長


クリスティではモジュラー型ディスプレイ「Christie Micro Tiles(クリスティ マイクロタイルズ)」の国内新製品発表会を、2010年4月22(木)・23日(金)の2日間にわたって開催しました。
MicroTilesは、20インチの小さな画面(=タイル)を複数組み合わせて利用する全く新しいディスプレイ。従来、“長方形”という形が当然のものと思われていたディスプレイですが、MicroTilesならL字やロの字型などのユニークな形を自由自在に構築することができます。詳しい機能については後述しますが、2009年末に北米市場で発表されて以来、映像表現の可能性が大きく広がったと話題を呼び、発売後わずか5ヶ月で1億ドルの売り上げを記録するまでになっています。
今回の発表会は、MicroTilesの日本はもちろん、アジア・オセアニア地域で初めてのお披露目の場となりました。会場となったのは、東京都港区にあるカナダ大使館。カナダでは自国のビジネスをサポートする目的ならば大使館内のスペースを貸与していますが、クリスティはカナダ発の企業である上に、MicroTilesはカナダで設計・製造された製品ですから、今回の発表には、まさにジャストフィットする場だったのです。
初日には日本支社の半澤衛支社長、アメリカ本社のジャック・クラインCOO、親会社であるウシオ電機の菅田史郎社長らが一堂に会するスペシャルセッションが行なわれ、各自がトップの立場からMicroTilesの魅力について力説していきました。また、常設展示としては、14台を高層ビル群のようにランダムに積み上げた“摩天楼型”、48台を積んで作り上げた大スクリーン、ロの字型に組んだディスプレイなどが並び、その個性的なフォルムと高精細な映像再現力で、来場者の目を釘付けにしていました。ロの字型ディスプレイに関しては、レーザーセンサーを組み合わせたソリューションを導入し、手の微妙な動きに反応するインタラクティブな画面操作を実現しました。未来的な映像の世界を体験することができるとあって、来場者からも関心を集めていました。
両日とも大雨が降りしきる悪天候にも関わらず、のべ360名を超える方々に訪れていただきました。商業施設などを手がける空間デザイナーの方が数多くいらっしゃいましたが、レンタル業や通信業の方など多彩な業界からも出席があり、「Christie Micro Tiles」が各方面から大きく注目されていることが伺い知られました。
継ぎ目の違和感はほぼゼロ。組み立ての簡易さが、創造性を向上させる。
MicroTiles単体のサイズは306mm×408 mm×260 mm。重さも9.2㎏と極めてコンパクトです。しかしながら、その小さなボディの内部には、最先端の技術が凝縮されています。例えば、LED光源を採用することで、LCD液晶やプラズマでは再現不可能な高品質で高精細な画質を誇るまでになっています。色領域も広範で、企業ロゴやコーポレートカラーなどの独特の色合いもリアルに再現。低電力で稼動し、パネルの寿命も長いなど、LEDならではのコストパフォーマンスのよさもひとつのセールスポイントになっています。
複数のディスプレイを組み合わせて使うのであれば、気になるのは各個体の“継ぎ目”の部分でしょう。継ぎ目が大きすぎると映像の一体感が損なわれてしまいます。そこで、開発者たちは“シームレス”を徹底的に追求し、各タイルの間隔をわずか約1㍉に抑えることに成功しました。その結果、継ぎ目の違和感はまったくと言っていいほど感じらなくなっています。しかも、各タイルには赤外線センサーが設けられており、常に「全体のどの位置にあるのか」を把握しながら、色合いやコントラストを自動調整することができるので、常に統一された美しさを保つことができるのです。
こだわりは、映像美だけではありません。機器のセットアップの簡素化にも徹底的に取り組むことで、建築家やインテリアデザイナー、映像作家らが、手間なく感性の赴くままにMicroTilesの形を変化させることができるようにもしています。実際、9.2kgという重量は、片手でも十分に持ち上げられるサイズですし、固定方法もワンタッチですので、エンジニアではなくとも簡単に組み上げることができるはずです。
また、各タイルは筐体、LEDエンジン、電源、ファン、スクリーンの5つの部品のみで構成されており、故障をした際には不具合が出た部品だけを交換すれば、そのまま継続して利用することができます。少しでも長く、モノを使うことができるという意味では、グリーンITの流れにもマッチしているのです。
日本市場での飛躍が、世界で確固たる地位を築く鍵に。
現在、MicroTilesは、さまざまなシーンで活用されています。例えば、アメリカでは大手テレビ局CBSの人気TVショーのセットに利用され、視聴者の目を楽しませています。また、アメリカの自動車レース運営団体であるNASCARの殿堂の180インチ大画面にも用いられています。殿堂があるビルの運搬口が狭いため、巨大なモニターが中に運べない問題があり、コンパクトサイズなMicroTilesに白羽の矢が立ったというわけです。
エポックメイキングな事例としては、上海万博の中国パビリオンの大ディスプレイにも採用されています。他にもイギリスの老舗デパート「ハロッズ」が全世界の店舗の店内ディスプレイにMicroTilesを使うことを決定したのをはじめ、店舗や銀行、美術館など様々な業界に用途が広がっています。
その中にあって、日本市場には大きな期待を寄せています。普段、みなさんは意識していないかもしれませんが、日本の街にはビジュアルを表現するツールが当たり前のように溶け込んでおり、自然と日本人の映像に対する鑑識眼も磨かれているのです。厳しい目を持つ日本人からよい反応を得られれば、世界中のどこでも受け入れられることになるとクリスティは考えています。 既に国内でもMicroTilesは、いくつかのイベントで用いられ、かなりの反響を得ています。その波をさらに大きなものにするために、これからも精力的に展開をしていきます。








